介護事業者が登録支援機関選びで重要な5つのポイント
ポイント①初期費用
登録支援機関を選ぶ際に最初に確認すべきは「初期費用」です。介護人材を受け入れるまでのコストは、施設の経営を大きく左右します。中には初期費用が無料の機関もありますが、サポート内容が限定的な場合もあるため、価格と内容のバランスを重視しましょう。
ポイント②運用費用(管理委託費)
外国人材を採用した後は、登録支援機関に継続して支払う「管理委託費」が発生します。月額1~3万円が相場で、提供されるサービス内容(訪問頻度、通訳支援、生活支援の範囲など)を比較して、費用対効果を見極めることが大切です。
ポイント③日本語・文化支援
外国人が日本でスムーズに働くには、日常会話だけでなく、日本の文化やマナーへの理解が欠かせません。日本語教育や生活指導を充実させている登録支援機関は、現場の混乱を防ぎ、早期離職のリスクを下げます。
ポイント④介護日本語支援
「おむつ交換」「移乗介助」「体位変換」など、介護特有の専門用語を含む日本語は、外国人にとって大きな壁になります。介護現場に特化した日本語教育がある支援機関を選ぶことで、業務の質と安全性を高めることができます。
ポイント⑤介護資格取得支援
外国人介護人材の多くは将来的に「介護福祉士」資格取得を目指しています。資格取得に向けた講座や試験対策の支援がある登録支援機関は、人材のモチベーション維持や長期定着にも効果的です。
【2025年最新版】介護業界の登録支援機関おすすめランキング9選
①合同会社エドミール
会社名 | 合同会社AIDE MILLE(エドミール) |
---|---|
所在地 | 東京都中野区白鷺1-10-14 |
公式サイト | https://aidemille.com/ |
対応分野 | 全業種対応可能 |
定着率 | 94% |
対応言語 | 日本語/英語/ベトナム語/ネパール語 |
特徴 | 現場密着型のサポート、採用から定着まで伴走型支援 |
採用戦略から定着支援まで、介護事業者と伴走する高品質な支援で知られる。無料相談にも対応。
②株式会社アスカグローバル(大阪府)
会社名 | 株式会社アスカグローバル |
---|---|
所在地 | 大阪府大阪市中央区本町4-4-17 |
公式サイト | https://asukaglobal.jp/ |
対応分野 | 全業種対応可能 |
対応言語 | 日本語/英語/ベトナム語/ミャンマー語 |
特徴 | 外国人支援に特化した一貫体制。介護分野にも多数実績。 |
大阪を拠点に、全国の介護施設と外国人材をつなぐサポート力が魅力。採用後のフォローも万全。
③株式会社グローバルパワーサポート(愛知県)
会社名 | 株式会社グローバルパワーサポート |
---|---|
所在地 | 愛知県名古屋市中区錦1-7-27 |
公式サイト | https://gps-nagoya.com/ |
対応分野 | 全業種対応可能 |
対応言語 | 日本語/ベトナム語/中国語 |
特徴 | 名古屋を中心に、地方中小施設への支援実績が豊富。 |
地方でも支援が行き届く体制で、継続率の高いマッチングを実現。アフターサポートも丁寧。
④株式会社ミライケアサポート(兵庫県)
会社名 | 株式会社ミライケアサポート |
---|---|
所在地 | 兵庫県神戸市中央区栄町通4丁目3-5 |
公式サイト | https://miraicare.jp/ |
対応分野 | 全業種対応可能 |
対応言語 | 日本語/英語/インドネシア語 |
特徴 | 介護施設運営企業と連携し、現場目線で支援を提供。 |
介護業界での現場経験を持つスタッフが、細部まで配慮したサポートを提供。
⑤株式会社アイグローバル(広島県)
会社名 | 株式会社アイグローバル |
---|---|
所在地 | 広島県広島市中区幟町13-11 |
公式サイト | https://www.aiglobal.co.jp/ |
対応分野 | 全業種対応可能 |
対応言語 | 日本語/ベトナム語/英語 |
特徴 | ベトナム人介護人材の採用実績が多数。地域密着型の支援。 |
中四国エリアで数多くの介護施設と連携し、質の高い支援を継続中。
⑥株式会社キョーワ(宮城県)
会社名 | 株式会社キョーワ |
---|---|
所在地 | 宮城県仙台市若林区六丁の目東町2-1 |
公式サイト | https://www.kyowa-gp.com/ |
対応分野 | 全業種対応可能 |
対応言語 | 日本語/英語/フィリピン語 |
特徴 | 東北エリアに強み。地元密着型のきめ細かい対応。 |
地元企業と連携し、実践的な日本語教育と現場支援を両立。
⑦株式会社クレイン(福岡県)
会社名 | 株式会社クレイン |
---|---|
所在地 | 福岡県福岡市博多区博多駅南4丁目11-32 |
公式サイト | https://crane-corp.jp/ |
対応分野 | 全業種対応可能 |
対応言語 | 日本語/英語/ミャンマー語 |
特徴 | 外国人との共生を目指した多文化支援に注力。 |
九州全域に展開し、介護施設のニーズに応じた柔軟な支援体制を構築。
⑧株式会社マルイケ(岡山県)
会社名 | 株式会社マルイケ |
---|---|
所在地 | 岡山県岡山市北区青江1丁目5-1 |
公式サイト | https://maruike.co.jp/ |
対応分野 | 全業種対応可能 |
対応言語 | 日本語/ベトナム語/ネパール語 |
特徴 | 中国地方で長年の実績を持つ。施設向け研修制度も充実。 |
地元施設との信頼関係を活かし、実務的かつ実践的なサポートを展開。
⑨株式会社リバーフィールド(熊本県)
会社名 | 株式会社リバーフィールド |
---|---|
所在地 | 熊本県熊本市中央区新屋敷1丁目14-35 |
公式サイト | https://riverfield.co.jp/ |
対応分野 | 全業種対応可能 |
対応言語 | 日本語/英語/ベトナム語 |
特徴 | 九州南部エリアに特化し、地域密着の支援に強み。 |
地方都市でも安定した採用と定着支援が受けられると評判の企業。
登録支援機関とは?
登録支援機関とは、外国人が「特定技能」などの在留資格で就労する際に必要な支援計画の実行を担う民間機関です。法務省に登録されており、外国人材が日本社会に適応し、安定して就労できるよう、生活支援や相談窓口、定期面談などを実施します。
登録支援機関の費用相場
初期費用
登録支援機関に支払う初期費用の相場は、10万円〜30万円程度です。内訳にはビザ申請代行、事前ガイダンス、日本到着前後の支援などが含まれます。
管理委託費
外国人材が就労を始めた後、毎月支払う「管理委託費」は1人あたり1〜3万円が一般的です。内容には定期面談、通訳対応、行政手続きの同行支援、24時間対応の生活相談などがあります。
外国介護人材を採用するための4つの在留資格
①特定技能
2019年に導入された在留資格で、介護分野では試験合格者が最長5年間働けます。技能実習とは異なり、即戦力としての活躍が期待され、条件を満たせば介護福祉士へのステップアップも可能です。
②技能実習
開発途上国への技能移転を目的とした制度で、介護職種は2017年に追加されました。原則3年間の滞在で、継続就労や資格取得は困難なケースが多く、制度移行を視野に入れる必要があります。
③在留資格「介護」
専門学校などで介護福祉士資格を取得した外国人が取得できる在留資格です。永住申請の対象にもなり、長期的な就労・定着が可能です。
④EPA
経済連携協定(EPA)に基づく制度で、特定の国との協定により人材を受け入れています。国家試験の合格を前提に長期就労が可能ですが、受け入れには国の枠組みがあるため、ハードルが高い面もあります。
よくある質問
Q. 登録支援機関はどこまでサポートしてくれますか?
生活支援、日本語教育、行政手続き、職場との橋渡しなど、外国人材が安心して働けるように幅広い支援を行います。
Q. 登録支援機関の選び方は?
初期費用・管理費用だけでなく、実績や対応言語、サポート体制、介護に特化しているかを確認することが重要です。
Q. 支援内容はすべて義務ですか?
法務省の基準に沿った支援計画の履行が義務付けられており、未達成は許可取り消しのリスクがあります。
まとめ
介護事業者が外国人材を活用するには、信頼できる登録支援機関の選定が不可欠です。本記事で紹介した「合同会社エドミール」をはじめ、全国各地に介護に強みを持つ支援機関があります。支援内容・費用・実績を比較し、自施設に合ったパートナーを見つけましょう。